「羽生結弦」をめぐるあれこれ
1.詩とイメージ リンクに2か月間も立てなくなるほどの怪我を背負いながら、負傷後わずか4か月後の平昌オリンピックで見事金メダルを獲得した羽生結弦選手。世界中が固唾を飲んで見守る中での演技はまさに驚異的な鉄人としての彼を感じさせましたが、フリープログラムでの演技は妖艶さを前面に押し出しながら雄々しい力強さも兼ね備え、見るものすべてを彼の世界へと引き込んでいきました。...
View Article死者に手向ける花の話 (ブレードランナーとホライゾン 番外編)
1. 手向けられた花 ホライゾン・ゼロドーンには収集アイテムの中の一つに〈鉄の花〉というのがあります。鉄の花は機械が異常行動をし始めた頃から各所に見られるようになった文字通り鉄でできた一輪の大きな美しい花なのですが、なぜか三角形の形に植えられた(本物の花の)花壇のぽっかりと開けられた中心部分にあって近づくとぱっと咲きます。そして収集するとその一輪一輪に詩のデータが入っているのです。...
View Article2018年の抱負 ― ルールとディシプリン ―
あけましておめでとうございます。 いつもきていただいてありがとうございます。昨年は実はインプットを多めにしたせいで考え込んでしまうことも多くなってしまい、なかなかブログ更新できない中、こんな内容のブログなのにたくさんの方に見に来ていただけてとてもうれしかったです。...
View Articleブレードランナーとホライゾン❶ ― 情緒と生きやすさの問題 ―
先日ツイッターでホライゾン・ゼロドーンのことを少しつぶやきました。 ダウンロードコンテンツ「凍てついた大地」の作中で、自分のことを神と崇める(可能性がある)人々に対して、人工知能であるシアンが彼らに自分の本当のことを言えないために不安感と違和感を持ち続けていることを主人公のアーロイに相談する場面についてです。...
View Article恋愛の業と芸術性について ― 北畠八穂(と深田久弥)のお話❷ ―
生きるものとして存在すれば様々な環境下に晒されるのはやむを得ないことで、その晒され方によって私たち=自己の中に生まれる感情や精神の状態あるいはそれによって起こされる行動を人間性と呼ぶならば、私たちはそれとどのように付き合っていくべきでしょうか。...
View Article『フクロウの声が聞こえる』 いつかがいつか❷
まだ『フクロウの声が聞こえる』を聞いていらっしゃらない方のためにあまり突っ込んだ書き方をしないほうがいいかなという思いもあったのですが、思いのほか読んでくださっている方が多くて、申し訳なかったです。...
View Article『フクロウの声が聞こえる』 ― いつかがいつか ―
皆さんお待ちかねの小沢健二さんの今年二回目の曲のリリースがありましたね。『フクロウの声が聞こえる』自体は去年からコンサートなどで歌われていたらしいですのですが、今回リリースされたものはSEKAI NO OWARIとのコラボでとても賑やかで力強い曲になっています。...
View Article恐怖の増幅器としての私と恐怖を忘却する私
恐怖は危険から回避するために備わったとても原始的でかつ貴重な感情です。しかし、人間は見通しを立てて生きるという、一見安全を確保するための最良の方法を選択しているようでいて、その実常に恐怖と向かい合わなくてはならないという危険を自らの内に抱えて生きる、生存に適しているのかいないのか非常にわかりづらい生き方を脳に強いられているのではないかと思ったりしています。...
View Article『鏡のなかの鏡』 ―生存の意味と存在について―
先日ブログで読みますとご紹介したエンデの『鏡のなかの鏡』、3回読んで最終的には30あるお話の一つ一つの要約やキーワードを書き出して、やっと自分なりに自分のものにできたかもしれないと感じています。...
View Article『静寂 ―ある殺人者の記録』 感想文 死と円環する生について 【ネタバレ注意】
【はじめに】 今回のブログ記事は、トーマス・ラープ著/酒寄進一訳『静寂 ―ある殺人者の記録』の読者モニターとしてゲラを読ませて頂き、東京創元社様に提出した原稿を一部変更したものを掲載させていただきます。 多大なネタバレ要素を含みますので、これからお読みになろうとしている方はご注意ください。 【本文】 人はいったい何を求めて生きているのか。...
View Article番外編 エンデ『AだからBという関係性を超えて』ブログの向こう側 ―いぶりぃさんに質問!―(3)
いつもブログを見に来ていただいてありがとうございます。 前々回の続きを掲載させていただきます。 いぶりぃさん④ お返事ありがとうございます。...
View Article番外編 エンデ『AだからBという関係性を超えて』ブログの向こう側(1) ―いぶりぃさんに質問!―
先日アップさせていただきましたエンデの著作を通じてエンデを知ろうとする試みですが、ブログにも書かせていただいた通り、元はいぶりぃさん(@iwri)の読書会でのお話からヒントを得、その後もいぶりぃさんにお話を伺ったり質問させて頂いたりして文章を書けている状態となっております。...
View Article『翻訳と日本の近代』 未来の思考の足掛かりとして
前の記事の最後に丸山眞男・加藤周一著『翻訳と日本の近代』を足掛かりに翻訳について書いていきますと書いたのはいいものの、この本は実は非常に考えさせる箇所が多くて、どこを引用したらよいかもテーマによってだいぶ変わってきてしまうように思えるので、今回は簡単だと思っていた自分を今は殴り飛ばしたい気分でいっぱいです。...
View Article恐怖の増幅器としての私と恐怖を忘却する私
恐怖は危険から回避するために備わったとても原始的でかつ貴重な感情です。しかし、人間は見通しを立てて生きるという、一見安全を確保するための最良の方法を選択しているようでいて、その実常に恐怖と向かい合わなくてはならないという危険を自らの内に抱えて生きる、生存に適しているのかいないのか非常にわかりづらい生き方を脳に強いられているのではないかと思ったりしています。...
View Article『鏡のなかの鏡』 ―生存の意味と存在について―
先日ブログで読みますとご紹介したエンデの『鏡のなかの鏡』、3回読んで最終的には30あるお話の一つ一つの要約やキーワードを書き出して、やっと自分なりに自分のものにできたかもしれないと感じています。...
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